やさしく学ぼう 環境問題
このページでは、環境問題についてやさしく解説しております。

■地球温暖化がすすむとどうなるの?
■地球温暖化とは ■私たちにもできる温暖化対策
■おすすめリンク集

■□■ 環境問題とは ■□■
私たち人間が豊かで便利な生活をおくるために産業が発達しました。木を伐採し家を建てたり紙を作り、石炭・石油・石炭・天然ガスなどの天然資源をたくさん使い、現在では物も豊かになり便利になりました。その結果、自然の生態系を壊してしまい、様々な問題が発生しています。

例えば地球温暖化や工場などによる水質汚染・大気汚染・土壌汚染などで植物・動物・人体に影響を及ぼすようになりました。これらの問題をまとめて「環境問題」と呼んでいます。

環境問題とは人間が豊かに暮らすために活動した結果、生まれた問題といえるのではないでしょうか。


■□■ 地球温暖化とは ■□■
地球のまわりは大気で包まれています。大気には二酸化炭素CO2やメタンなどの温室効果ガスがあり、太陽からふり注がれた光によってあたためられた空気が宇宙空間に逃げださないようになっています。温室効果ガスがないと地球はとても寒くなり、ほとんどの生物が死んでしまうと言われています。

しかし近代、産業の発達など人間のいろいろな活動により、二酸化炭素CO2が増えたために温室効果が強くなり、地球は少しずつ暖かくなる方向に向かっています。それが地球温暖化です。


■□■ 地球温暖化がすすむとどうなるの? ■□■
海面水位の上昇
南極の氷が溶けたり、海全体が熱で暖められ膨張し海面水位が上昇します。海面の高さが上がると水没する地域がでてきます。

地表面の平均気温が2℃上昇すれば、海面は約50cm上昇すると予想されています。海面水位が50cm上昇すると日本の砂浜の約7割がなくなってしまうそうです。

また、1m海面が上昇すると低地にある国、マーシャル諸島の一部では80%、バングラデシュでは18%の地域が海に沈み、多くの人間が住む場所をなくすことになります。

健康への被害
温暖化がすすむと、夏はもっと暑くなり熱射病などの病気やマラリヤやコレラなどの感染病が流行り死亡率が増加すると心配されています。また、感染症の原因となる蚊の繁殖地域が広まり、更なる悪循環の引き金となると考えられます。

また、気温が上昇すると科学反応が加速され、目や喉が痛くなる光化学スモッグが増えると予測され健康への被害も心配されます。

異常気象がおこりやすくなります
地球温暖化がすすむと気候が変動して、異常気象が起こりやすくなります。雨が増えて大洪水が起きたり、反対に深刻な水不足(砂漠化)の危険性が高まると言われています。いわゆる気候の極端化が発生すると考えられます。農作物への影響も懸念されています。
動植物への影響
気候が変わると、変化に対応できない多くの種類の動植物が絶滅してしまう恐れがあります。現在絶滅の危機にさらされている動植物は、ますます追い詰められることになるでしょう。


■□■ 私たちにもできる温暖化対策 ■□■

CO2削減のために、私たちにできる身近な温暖化対策を紹介します。一人ひとりのちょっとした心がけでCO2は削減できます

電気を節約しましょう
日本の電気の約半分は火力発電で作っています。石油や石炭などの化石燃料を燃やせばCO2が出ます。電気を節約すればCO2も削減できます。
・冷房の設定温度は28℃、暖房時の室温は20℃にしましょう
夏は日差しの当たる窓にはカーテンをすることで、室温の上昇が抑えられます。部屋の中にいるときは、夏は薄着で冬は少し厚着をし、いつもの冷暖房の設置より1℃控えることを心がけましょう。
【一世帯当たりの年間CO2削減効果:約31kg】
・コンセントから電源プラグをこまめに抜きましょう
ビデオデッキ、オーディオコンポ、テレビ、電子レンジなどの電気製品を使用していないときには、電源プラグをコンセントから抜きましょう。電気製品を使用していないときでも待機電力が消費されています。スイッチ付きコンセントを利用すると便利です。
【一世帯当たりの年間CO2削減効果:約87kg】
水を節約しましょう
水道水はどうやって作られるのでしょう。水道水は川の水やダムに貯められている水を浄化しきれいにします。浄化する時に使用する薬を水に入れたり、かき混ぜたりする時に機械(電気)を使うのでCO2が発生します。水を節約すると電気の使用量が減るのでCO2が削減できます。
・蛇口はこまめにしめましょう
歯を磨いている間、水をだしっぱなしにしていませんか?頭を洗っている時にシャワーをだしっぱなしにしていませんか?シャワーを1分間だしっぱなしにすると、なんと10リットルにもなります。必要のない時にはこまめに蛇口をしめるようにしましょう。
【一世帯当たりの年間CO2削減効果:約65kg】
アイドリングを控えましょう
車の排気ガスにはCO2が含まれています。また、アイドリング時にも、ガソリンは1分あたり約0.014リットルが消費されています。停車中はエンジンをきることを習慣づけましょう。
【一世帯当たりの年間CO2削減効果:約39kg】

買い物はマイバッグを利用しましょう

1人が1年間で使用する手提げ袋は、なんと230枚だそうです。買い物に行く時は、専用のバッグを利用するようにしましょう。家に帰れば不要になる袋は、つくる時にも、捨てる時も再生する時も、CO 2を排出しています。
【一世帯当たりの年間CO2削減効果:約58kg】


鎌田信号機株式会社
Copyright (C) 2007 Kamada Signal Appliances Co.,Ltd. All Rights Reserved.