鎌田信号機 Web Magazine
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第三話 1/3 |
第二章 外地編
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仏領印度支那サイゴン 平和を偲ぶ詩 作詞:鎌田大吉
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海行かば |
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1月中旬、台湾に接近するや船内は約40度近くにも温度が上昇し、将兵たちはパンツやフンドシ1枚で暑さとの戦いが始まり、みんな裸の大将といったところであった。 |
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上段にいる兵隊の汗が中段に、そして下段にいる自分たちの体にもポタポタ落ちてくる。蒸し風呂のような熱気で、また悪臭がひどいものだった。 |
この物語は鎌田信号機株式会社 創業者 故 鎌田大吉が平成7年に自費出版した戦争体験記「わが胸の夕日は沈まず」に基づいて掲載させていただきました。執筆については、当時の記憶や戦場での個人的体験を基に行いましたが、誤報の可能性や失礼な表現がある場合がございます。戦争中という特殊な状況下であった事につきご寛容いただきますようお願い申し上げます。 |
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