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						鎌田信号機 Web Magazine
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| 第七話 2/2 | 
							 
								第三章 決死編 
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						 まだまだ続く重要な?任務 
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						特に飯の盛り方、汁の入れ方、配膳の仕方などで大変気を遣った。「食い物の恨み」はまた格別かもしれない。当時ロスパニオスの糧秣は粗悪で僅少であった。特に現地米は米とはただの名のみで、バラバラでなんの味気もなく、汁も味噌汁とのことであるがその匂いがしない。漬物はパパイヤの塩漬であった。誰ともなく「腹がへっては戦ができぬ」と呟いているのが耳に入る。  | 
				
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						 ロスパにてある日の出来事『班長殿の虎の子の酒を撒く』 
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| 第七話終わり | |
| この物語は鎌田信号機株式会社 創業者 故 鎌田大吉が平成7年に自費出版した戦争体験記「わが胸の夕日は沈まず」に基づいて掲載させていただきました。執筆については、当時の記憶や戦場での個人的体験を基に行いましたが、誤報の可能性や失礼な表現がある場合がございます。戦争中という特殊な状況下であった事につきご寛容いただきますようお願い申し上げます。 | 
				
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